小石原焼に出合う【土秀窯:和田隆男さん】

福岡市内から車を走らせ約一時間。
山々に囲まれた静かな里山に朝倉郡東峰村はあります。

ここに来ると、いつも大自然に包まれている感覚になります。
私たちが来るときは、気のせいかいつも小雨が降っているようです。

土秀窯(どしゅうがま)の和田隆男さんは22歳から小石原の窯元で修行をスタートされ、小石原焼に向き合いもう50年になるとか。

最近では鮮やかな色を用いたり、様々な模様を使ったチャレンジングな作品を見ることも多くなりましたが、和田さんは落ち着きある、自然で不変的なデザインの作品を生み出し続けられています。

不変的な美しさは、飽きとか、慣れとかを感じさせません。
顔料や素材は自然からの恵みを用いていて、「空気をたくさん送り込めば緑色に、少なくすると赤色になるんだよ。」と、今日はどんなお話がお聞きできるのだろう。といつもワクワクしてしまいます。

和田さんの作品は、客室のマグカップや、食器などでお使いいただけます。
眠りからスッキリ目覚めた後には、白湯で身体を温めてたり、身支度が終わったら珈琲を一杯、そんなひと時に優しく寄り添ってくれるはずです。

小石原焼は大分県日田市の小鹿田焼(おんたやき)のルーツとも言われています。
ぜひ福岡にお越しの際は、小石原焼や小鹿田焼をめぐってみては如何でしょうか?