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【INTERVIEW】 「空気環境と予防医学 ~5つの病因~ 」-矢山利彦-

今回は佐賀県で、東洋医学と西洋医学、歯科と医科を統合して診断・治療を行うといった、日本でも数少ないクリニックを運営される矢山利彦院長に、これからの空気環境と予防医学の関係についてお話をお聞きしました。

東洋医学とは。

人間には五感が有りますが、実は「気覚」、すなわちエネルギー感覚という感覚もあります。それは私たちの生命を盛んにしてくれる感覚と言えます。

この感覚は数値化、言語化するのは難しいですが、確かに存在する。
武道や芸術に携わっている人は特にこの感覚が鋭い。美意識に近いですね。

私は、病気を治すにも、この気覚が必要だという風に考えているので
トレーニング、研究を重ねています。

東洋医学は気の医学とも言われ、現代のような高度な検査が出来ない時代から、気の力を活用していた。漢方薬はいい例でしょう。今の技術でやっと解明され始めたような薬の効能が、なぜあの時代に既に知られていたのでしょうか。

名シェフが料理の素材を選ぶように、あの時代の漢方医も、何をどのように組み合わせたら、どこに作用するか。それが感覚的に分かっていたのだと思います。

これらは人の内部感覚によるものとしか説明ができません。
それら先人の知恵を集積したのが東洋医学と言われるものなんです。

感覚はどのように養われるものでしょうか。

オーラとは広辞苑にも書いてあるように、エネルギーのフィールドということ。オーラが見えるという人も居ますが、そのような感覚を自分のフィールドで積み上げていった人こそが超一流と言われるのだと思います。

努力だけでは一流になれますが、超一流になる人にはこの要素が必要だと私は思っています。

無風の冷暖房(F-CON)を初めて体感した印象は。

はじめて風の無い冷暖房(F-CON)を体感した時には、これは良い!なるほど!と驚きました。
それから今は亡き母と一緒に住む為に家を建てるという事になったので、少しでも長生きをしてもらいたい。そんな想いでF-CONを導入しました。

母も「こんな所で住めるなんて嬉しい!」と喜んでくれました。

これから人々が健康に長く生きていく為には。

人間が自然と共に生きていた時とは変わってしまった。外に出るという事はいうならば戦場に行くような。生命が容易に機能しないような環境になってしまった。電磁波や臭い、食べ物など。

家に居る時だけでもリラックスできる環境を整えることが重要だと思います。

言い換えるとまさに、「生命を養う基地」ですね。
そんな場所を持っていれば、人は簡単には病気にはならないはず。

私は患者さんに、Wi-Fiは使う時だけ、スイッチをON、使わない時は消すように伝えている。
Wi-Fiはなぜかスイッチが無い。不思議ですよね。
省エネなんて言っているこの時代にスイッチが無いなんて。

なぜWi-Fiを切ることが必要かというと、人間が生きているというのは、すなわち電気を出しているとも言えます。
よって電気ノイズを少なくしたほうが良いといえます。

5つの病因

私は「5つの病因」という考えを持っています。
すべての病気は全て比率は違えどこの5つの全てが関係しています。
①電磁波
②金属汚染
③潜在感染(PM2.5/カビ/ダニなど)
④化学物質
⑤生体内因(精神的ストレス)

無風の冷暖房と5つの病因の関係は。

先ずは良く寝れることですね。
しっかり睡眠をとっているはずなのに朝起きたら疲れている。
この状態が続いてしまうと、人は病気になってしまいます。
良く寝れること。それは非常に健康を維持する上でとても大切になります。

眠れないことが原因の患者さんは増えていますか。

多くの人が病気や物事の原因を一つと考えてしまいがちですが、実際は一つではない。
どんな現象、病気であっても、比率は違えど先ほどお伝えした5つの病因が関係しています。

原因を1つに絞ろうと考えてしまうから答えが分からなくなってしまいます。

その中でも住環境を整えることは、人が健康的に生きる上では基本中の基本で、風無の冷暖房を家に取り入れることには大きなメリットがあります。

エアコンの風で舞うホコリにはPM2.5やダニが付着している。人がそのホコリを吸い続けると呼吸器に問題が出てきます。

無風の冷暖房は5つの病因の中で、風を出さないことによる潜在感染のリスク低減、良く寝れることにより軽減される精神的ストレスに貢献すると考えています。

私はクリニックの隣で、無風の冷暖房(F-CON)を採用した保育園を運営しています。
保育園で遊んでいる元気いっぱいの園児と、元気の無くなってしまっているクリニックの患者さんを見ると、いったいどうしてこんなに差が出てしまうのだろうか。といつも不思議に思います。

人間は本来、そう簡単に病気にならないはず。とよく考えることがあります。昔の高齢者はとっても元気で知識も豊富でした。分からないことがあれば頼られるという存在が、今は認知症など高齢者のイメージが変わってしまった。

病気と火事は似ている

病気を火事に例えると分かりやすい。
火が燃えるとは酸化が起きるということ。
身体の中で起きる酸化は炎症という現象に例えることができ、外で起きる火事と、身体の中の炎症は物理的には同じと考えることができます。

火種が煙になり、小火になって火事になり、最後はそれが大火事になります。
火事と大火事は西洋医学の血液検査やCTなどで見つけて対処(消火)することができます。

但し、どんな火事でも必ず最初には火種があります。
病気も同じように、火事になる前に、しっかりと予防をする。予防医学という考えがとても重要になります。

西洋医学で発見できるのは火事になってからです。病気はお医者さんに診てもらわないと発見できない。という考えでは、気づいた時にはもう間に合いません。

しっかりと自分自身で、5つの病因(火種)を作らない努力、予防をする事が、これからの時代は更に大切になります。

この内容が良く分からない方は、F-CONが全館に入っているHOTEL GREAT MORNINGに是非泊まってみてください。きっと実感いただけると思います。

良いエネルギーの空間はどのように見分けるのでしょうか。

自分の呼吸が静かに、そして深く呼吸できているか。を感じてみてください。
緊張していると息が浅くなります。
気のエネルギー(気覚)が分からない人でも自分の呼吸であればきっと違いを感じて貰えるのではないでしょうか。

良い空間に数日いると、そこから移った時に自分の呼吸に変化が感じ取れるとおもいます。
是非、呼吸や自分の持つエネルギーに意識を向けてみてください。