【コラム】眠れる星のものがたり|第二回|水がある星 地球の素敵な奇跡

人と星にやさしいホテル<GREAT MORNING>が、都会の中でリラックスできる空間や時間を求めている方々に向けて、星空をテーマにした癒しと安らぎのコラムをお届けします。

天気が良い空気が澄んだ夜には、都会の中でも夜空を見上げたり、宇宙に思いを馳せて、明日への活力をチャージしませんか?その体験はあなたを心地よい眠りへ誘ってくれるかもしれません。


【第2回】水がある星 地球の素敵な奇跡



晴れた日の夜、
都会の喧騒の中でふと空を見上げると
静かに輝く月や星の光を見つけることがあります。

同じように視点を少し変えると、
当たり前の日常の中に息づく
‘世界の不思議’に出会えるかもしれません。
今日は、地球という星の奇跡に少しだけ思いを馳せてみませんか?

私たちが住む地球は、
水が液体として存在できる“奇跡の星”です。
太陽系の惑星の中でも、太陽からの距離が適切で、大気と磁場があることで、
地球の表面温度は水が液体でいられる0℃~100℃に保たれています。

もし地球が太陽に近すぎたら、
水は蒸発してしまい、
金星のように灼熱の世界になっていたでしょう。

逆に太陽から遠すぎたら、水は凍りつき、
火星のように寒く乾燥した世界になっていたかもしれません。

地球と太陽の距離は約1億5000万km。
この絶妙な距離感が
地球に豊かな水をもたらし、
生命を育んできたのです。

太陽系の中で、
水が“液体の状態”で地表に存在する星は
今のところ地球しか見つかっていません。*

ただし、広大な宇宙には
地球のように液体の水が地表に存在し、
生命が存在する可能性がある惑星が数多く存在すると考えられています。
そのような領域を「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」と呼びます。

これらの惑星にも、地球と同じように、
生命が息づいているのでしょうか?

想像してみてください。
遥か彼方の惑星で、
私たちと同じように空を見上げ、
星を眺めている生命がいるかもしれません。

そんなことを考えていると、私たちの住む地球や
宇宙に対する畏敬の念が湧き上がってきます。

地球の水の起源は、まだ解明されていない謎が多く残されています。
しかし、私たちの星に大量の水と海が存在することは、紛れもない“奇跡”であり、
それは生命にとってかけがえのない恵みです。

水は、私たちの心と体を癒し、
明日への活力を与えてくれます。

私たちは、この美しい地球、そして豊かな水を、
他の生き物たちと共有し未来へとつないでいるのです。

人と星にやさしいホテル GREAT MORNINGは、
お客様に心地よい眠りと癒しの時間を提供するために
上質な水を取り入れ、体内や環境に気持ち良く
美しい循環をおこす取り組みを続けています。

ホテルで使用する水は、すべてこだわりの
“アルカリイオン水(Fai-Water)”。
洗濯には、環境に優しい洗剤を使用しています。
きれいな水を使い、環境への負荷を減らすこと。
それも、ホテルが大切にしているサステナブルな取り組みの一つです。

GREAT MORNINGで、
地球を想い、上質な水に癒される、
そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ホテルの水についてのこだわりはこちら


*水が液体ではなく氷の状態で地下深くに眠っていると考えられている惑星や衛星は太陽系上にも存在します

⭐️ 月と惑星のランデブーを探して。


春は、大気の影響で空が霞んで見えやすい季節。そんな時期は、朧月と明るい惑星のランデブーを探してみませんか?
「朧月(おぼろづき)」とは、春の時期によく見られる「ほのかにかすんだ月」の事で、季語にも用いられます。
本コラムでは、日の入後(宵空)の時間帯に絞って、4月・5月の月と惑星のオススメランデブーポイントをご紹介します。

⭐️ 北斗七星からたどる“幸福の星”アークトゥルスや春の星座が見頃です。


4〜5月にかけて、夜21時前後から春の星座が見やすい位置に昇ってきます。

北の方位を方位磁石や星座アプリで探して、北斗七星を見つけることが出来たら、柄の先端にある星からゲンコツ3つ分東の方角に目線を向けると、うしかい座の1等星 アークトゥルスが見つかります。そしてそこからおとめ座の1等星スピカ、しし座の2等星デネボラをつなぐと<春の大三角>が出来上がります。

春の時期に、夜通し輝いて見えるオレンジ色の1等星 アークトゥルスは、晴れた日には都会でも見つけやすい星のひとつです。

アークトゥルスは、ハワイ語で「ホクレア=幸福の星」とも呼ばれています。
春の夜空に輝く「ラッキースター」。
もしも見つけることが出来たら、星に願いをかけてみてはいかがでしょうか💫

4・5月のほしぞら

都会で星を探すポイント


【ポイント①】
晴天の日、視界が開けた場所へ移動し
街灯を出来るだけ遮断しましょう

曇りの日は星が見えにくいので、晴天の日の観測がオススメ。

◆星が見やすい場所を見つける
都会の夜は街灯や建物の光であふれています。
可能であれば、街中でも光の影響が比較的少ない場所へ移動する、公園など少し視界が開けた場所や、ビルの高台などから観測すると、星がより見つけやすくなります。

◆街灯の光を手で遮断し、暗闇に目を慣らす
自分の手を使って視界から街灯の光を覆い隠すと、星が見つけやすくなります。(両手の平を子供が泣いているポーズのように内側に折り曲げ、まぶたの下部にピタッとくっつけて空を見上げると、下から来る光を視界から一定量遮断することが出来ます)

【ポイント②】
スマホの方位&天体アプリを活用して
星を探してみましょう

◆方位(東西南北)をスマホアプリで確認する
地球が自転していることから、星は太陽や月と同じように、東から登り西へ沈む見かけの運動をします。
スマホの方位アプリなどで東西南北を確認しておくと、お目当ての星や星座が見つけやすくなります。

◆星空アプリを利用する
スマホにインストールできる便利な“星座アプリ”を使うと、星が見つけやすくなります🌟おすすめは「星座表」「Sky Tonight」(「星座表」は、無料版でも閲覧内容が充実しています)

*一部アプリ内課金があるものがございますのでご確認ください

<コラム執筆>山本朝海 Asami Yamamoto
クリエイティブディレクター/星空プランナー
広告・WEBのクリエイティブディレクター 兼 星のソムリエ資格を持つ星空プランナーとして星空を題材・テーマとした様々なイベントを企画・運営。自然や宇宙と自分がつながる感動や感性を広げるきっかけを皆さまにお伝えしています。