人と星にやさしいホテル<GREAT MORNING>が、都会の中でリラックスできる空間や時間を求めている方々に向けて、星空をテーマにした癒しと安らぎのコラムをお届けします。
天気が良い空気が澄んだ夜には、都会の中でも夜空を見上げたり、宇宙に思いを馳せて、明日への活力をチャージしませんか?その体験はあなたを心地よい眠りへ誘ってくれるかもしれません。
【第5回】自然とわたしのリズムが巡る秋

秋は「月が美しい季節」といわれます。
それは、空気が澄み、湿度が下がり、
月の光がいっそう鮮明に私たちのもとへ届くから。
今年の中秋の名月は、10月6日(旧暦8月15日)。
一年でも最も美しい月が眺められるかもしれません。
古くから、人々の営みに寄り添ってきた月。
けれど、もしも月がなかったら──
そんな想像をしたことはありますか?
月がもたらす<潮汐(ちょうせき)作用>がなければ、
地球の海に満ち引きは生まれず、
生命の誕生や進化にも
大きな影響があったかもしれません。
また、月は地球の地軸の傾きを安定させ、
自転速度にも影響を与えてきました。
現在のように四季がめぐり
1日が24時間である背景にも、
月の存在が深く関わっているのです。
月がなければ、今の地球の環境は
全く異なる姿になっていたかもしれない。
そう思うと、いつもの月が
ちょっぴり特別に感じられませんか?
そして月の引力が生む潮汐は、
海だけでなく
体内の70%が水である
私たち人間の体内リズムにも
影響を及ぼしているという見方もあります。
だからこそ、自然のリズムにそっと意識を向け
体内に巡る水を清らかに保つことは、
心と体をやさしく整えるヒントになるのかもしれません。
Hotel Great Morningでは、
人と星の自然の循環に寄り添うように
“上質な水”と“深い眠り”を大切にした
空間づくりを行っています。
館内すべての水は、
良質なミネラルを含むFai-Water。
その清らかな水は、シャワーや空気にも使われ、
身体の内外をやさしく潤します。
まるで月の満ち欠けが
心とからだにそっと寄り添うように──
自然と調和した“本来のあなた”を取り戻す
サポートをしています。
月が夜空を照らすように、
ここが、あなたの旅路を見守る
光の休息地となりますように。
秋の夜長、お時間のある時は
美しいお月さまも見上げてみてくださいね。
Great Morningのこだわりはこちら

⭐️ 秋はお月見を楽しもう
秋の月が美しく見えるのは、夏の湿気が落ち着いて空気が澄み、月の光が一段と冴えるからです。さらに、秋の満月は高すぎず低すぎずちょうど見上げやすい高さに昇り、夜風も涼しく心地よいため、ゆったりと眺めるのに最適な季節となります。
2025年の「中秋の名月」は10月6日ですが、この日は満月ではなく、翌日の7日がほぼ正確な満月にあたります。名月と満月の日付がずれるのは珍しいことではなく、今年はその近くに土星も輝きます。月明かりに負けて少し見つけにくいかもしれませんが、秋の空ならではの共演を楽しめるでしょう。
さらに、日本の秋には、もう一つ風情あるお月見の日があります。それが「十三夜」です。十三夜は中秋の名月に対して「後名月」とも呼ばれ、2025年は11月2日がその日にあたります。この頃に収穫される栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれてきました。
二度の月見を重ねることで、季節の移ろいをより深く味わい、愉しむ――そんな文化が今も受け継がれています。

10・11月のほしぞら


都会で星を探すポイント
【ポイント①】
晴天の日、視界が開けた場所へ移動し
街灯を出来るだけ遮断しましょう
曇りの日は星が見えにくいので、晴天の日の観測がオススメ。
◆星が見やすい場所を見つける
都会の夜は街灯や建物の光であふれています。
可能であれば、街中でも光の影響が比較的少ない場所へ移動する、公園など少し視界が開けた場所や、ビルの高台などから観測すると、星がより見つけやすくなります。
◆街灯の光を手で遮断し、暗闇に目を慣らす
自分の手を使って視界から街灯の光を覆い隠すと、星が見つけやすくなります。(両手の平を子供が泣いているポーズのように内側に折り曲げ、まぶたの下部にピタッとくっつけて空を見上げると、下から来る光を視界から一定量遮断することが出来ます)

【ポイント②】
スマホの方位&天体アプリを活用して
星を探してみましょう
◆方位(東西南北)をスマホアプリで確認する
地球が自転していることから、星は太陽や月と同じように、東から登り西へ沈む見かけの運動をします。
スマホの方位アプリなどで東西南北を確認しておくと、お目当ての星や星座が見つけやすくなります。
◆星空アプリを利用する
スマホにインストールできる便利な“星座アプリ”を使うと、星が見つけやすくなります🌟おすすめは「星座表」「Sky Tonight」(「星座表」は、無料版でも閲覧内容が充実しています)
*一部アプリ内課金があるものがございますのでご確認ください

<コラム執筆>山本朝海 Asami Yamamoto
クリエイティブディレクター/星空プランナー
広告・WEBのクリエイティブディレクター 兼 星のソムリエ資格を持つ星空プランナーとして星空を題材・テーマとした様々なイベントを企画・運営。自然や宇宙と自分がつながる感動や感性を広げるきっかけを皆さまにお伝えしています。