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【久留米絣なステイ】福岡の伝統織物に包まれて過ごすプランがスタート

このプランは、福岡市の支援を元に、新しい生活様式や潜在ニーズに応え、新たな価値を創造することを目的として、ホテルグレートモーニング博多でスタートいたしました。

特注で誂えた久留米絣の布団カバーは創業125周年を迎える野村織物のもの。丈夫で、夏は涼しく、冬は暖かいという綿織物ならではの特徴を体感いただけます。ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファー、スタッフが羽織る久留米絣で仕立てられた制服。お部屋に置かれた伝統織物の歴史本など、ホテルに一歩入った瞬間から、いま世界的な課題となっている「大量生産・大量消費」で生み出される製品では感じることのできない、伝統織物ならではの、サステナブルな魅力を実感して頂けます。


■久留米絣とは
筑後地方に伝わる綿織物・久留米絣。無地が一般的であった約200年前。農家の娘の偶然の発見により生み出されました。優しい風合いの柄を、織物に浮かび上がらせる技法です。綿糸を先に染めてから織ることで、微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。これが久留米絣の大きな特徴であり、魅力です。また「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」とともに日本三大絣の1つとして知られ、福岡の夏の風物詩、博多山笠の法被(はっぴ)にも使われています。当ホテルでは、制服やポケットチーフ、プラン限定の布団カバーに採用いたしました。

■博多織とは
770年以上もの歴史を持つ博多織。中国の王朝・宋から、博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツといわれています。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで厚く、張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴で、昔から和服や浴衣の帯として愛され続けてきました。1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が幕府への献上品にも選んだ特別な織物。現在でも、その歴史から「献上柄」と呼ばれる伝統的な柄が博多織、ひいては博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われているほどです。当ホテルでは、ソファー、フットスローなどに採用いたしました。

(参考:https://www.crossroadfukuoka.jp/traditionalcrafts/jpcraft/)

■宿泊施設だからこそできる価値の伝え方
旅で訪れる方が利用する宿泊施設という存在。その中でも、寝具は疲れを癒すために一番長い時間を過ごすのではないでしょうか。そんな宿泊施設の特徴を活かして福岡の久留米絣や博多織の魅力的な文化をもっと多くの方に知って頂きたい。という想いから今回の取り組みをスタートいたしました。
一過性のプランではなく、感染症が終息した未来も見据えた、福岡だからこそ体験できる。世界に誇れるホテルステイの形として大きな可能性を秘めています。

●予約開始日:2022年2月14日~
●宿泊料金:12,000円~
●予約方法:https://hotelgreatmorning.com/?tripla_booking_widget_open=search&hotel_plan_code=HP12731642331709215228376&is_including_occupied=true

■プロジェクト 協力組織
・福岡市経済観光文化局 観光コンベンション部 観光産業課(https://www.city.fukuoka.lg.jp/index.html
・福岡県広川町観光協会(https://www.hirokankou.org/
・野村織物有限会社(https://www.nomura-orimono.com/
・ホテルグレートモーニング博多(https://hotelgreatmorning.com/
・FUTAEDA株式会社(https://www.futaeda.com/