当ホテルの壁・天井には、すべて自然素材の漆喰や珪藻土が使われています。重要文化財の和風建築物などで見られる、いわゆる『塗り壁』ですね。昔の日本家屋にはよく使われていた塗り壁ですが、近年の家屋では圧倒的にビニールクロスの壁が多くなりました。 原因は、原材料そのものが割高であることと、職人さんの手で塗っていかなくてはならないという手間。当ホテルの壁も、近づいてよく見るとコテの跡が残っていることが判ります。 一見、「眠り」とは何の関係もなさそうな『塗り壁』ですが、実は大きな関わりが。 漆喰には、冬は空気の乾燥を、夏は不快な湿気を抑制する「調湿効果」が、珪藻土には嫌な臭いを消す「消臭効果」があります。深い眠りと爽やかな目覚めには欠かせないキレイな空気を創り出してくれるのです。 壁素材のこだわりは“お客様に見える所だけ”ではありません。スタッフルームもバックヤードも、館内はすべて同じ仕様。空気が悪い場所なんて、どこにもないのです。
また、塗り壁のナチュラルな質感は、客室のバンブーファニチャーに似合います。トータルな空間美と深呼吸したくなるキレイな空気を堪能していただけます。